
自主制作とかトレースとか模写とかやってるのに成長してる実感がない…
勉強はしているはずなのに成果を感じられず、不安になったことはありませんか?
デザインに限らず、イラストや3DCGのモデリングや動画など何かをうまく作れるようになりたいという時、伸び悩みは訪れてしまうものですよね。
しかしその悩み、作ってきた制作物の管理方法をほんのちょっと工夫するだけで少しは解決できるかもしれません!
この記事では、現役デザイナーの筆者がやってみて成長につながった!と思える自主制作の管理方法をお伝えします🙆
Notionというツールを使いますが、記事内でテンプレートも配布予定(準備中・近日公開)なので初めての人や慣れていない人もやってみやすいんじゃないかと思います。
せっかくがんばって作った制作物、もうちょっと自分のために活かしてみませんか?
- 自主制作をしているけど伸び悩んでいる人
- 作った制作物の管理方法に悩んでいる人
- Notionで制作物を管理できるテンプレートを探している人
自主制作を管理していなくて起きたこと
私自身社会人で未経験からデザイナー職への転職を経験しており、デザインの勉強をするのに数多くのトレースや自主制作を作ってきました。


当初は最低限のフォルダ管理のみ・ファイル名は「名称未設定」のまま・フォルダの中はイラレやフォトショのデータと素材ファイルと書き出しファイルが散在…などなど、大変杜撰な運用をしていました😇



それで困ることってあるの?



ズサンに管理してたから損してた…ってことは意外とあるよ
こんな運用の結果、私が「自主制作を管理していなくて起きたこと」を書き残しておきます。
作ったら終わりになっていた


一度完成させたらもうその自主制作はお役御免、見返すことはない…という状態になっていました。
その場では「できた!」という達成感だけ、時間が経てば「何つくってたのか思い出せない…」という状態です。
しかしせっかく時間をかけて作った作品なのに、作って終わりの自己満しか残らないのはもったいないですよね。
また、個人的に多くの「上手いクリエイター」の人は言語化も上手だと思うことが多いです。
特に商業デザインだと、クライアントにどんな意図で作成したデザインなのか説明を求められる場面もよくあります。
そういった言語化の練習としても、まずは自分が作った自主制作を振り返って言語化してみる機会は必要だと感じました。
成長を実感できる仕組みがなかった


デザインでもイラストでも、何かを上手く作れるようになるための練習をしている時、ついつい他の人と比べてしまって落ち込んでしまうなんてことありませんか?
私も転職のために勉強していた頃は本当によくありました😇
自分と同じタイミングで勉強を始めたはずの人が転職してたり、コンペに採用されてたり、制作物がバズってたり…。
「比べる相手は過去の自分であるべき」とはよく言われています。
が、SNSを通じて嫌でも他人が目に入る今の時代では、他人の成功をシャットアウトして自分のペースだけを信じ続けるのはかなり難しいことだとも思います。
だけど、それは自分の心が弱いからというよりそもそも過去の自分と比べる機会がなかったせいかと考えたんです。
自主制作やトレースしたデータは自分が積み重ねをしてきた証明になり、同時に比べるべき相手である過去の自分のスナップショットにもなります。
ここでせっかくだからこれらの自主制作をしっかり整理・活用してみよう、という考えに至りました。
Notionを使った自己満で終わらせない自主制作管理方法
このような経緯があって私が行き着いた自主制作管理方法はNotionで管理する方法です。



Notionって何?



簡単にいうとノートアプリとファイル管理を兼ね備えたメモや画像の整理が得意なツールだよ
今回は細かい機能の話はせず、「作品管理にどう使っているか」だけを紹介します。
まず実際に私が使っている画面のキャプチャはこんなかんじです。
Notionのデータベース機能の中のギャラリービュー(画像をサムネイルに表示できる表示方法)を使っています🙆


ずらっと並べた一覧では
- イメージ
- 日付
- 使ったツール
が見えるようにしています。
それぞれの詳細ページには、工夫点やメモなどを自由記述形式で書いています。


私がNotionで管理して感じたおすすめポイントはこんなかんじです。
- 作った日付がわかりやすい
- メモができるのであとから見返しやすい
- フィルターを使って見たいデータに簡単にアクセスできる
- 制作の区分ごとにデータベースを分けられる
- タブレット・スマホからもアクセスできる
ポイント①:作った日付がわかりやすい
ファイルブラウザでは意外といろんな情報がごちゃついていて日付が分かりづらかったり、そもそも日付順にソートしていないから時系列がバラバラ…なんてことありませんか?
Notionのデータベース機能では画像やタイトルと一緒に自分で設定した日付を表示させることもできるので、いつ作ったものなのかがぱっと見で分かるようにできます✨


ポイント②:メモができるのであとから見返しやすい
詳細ページにメモを書けるので、時間が経ってもあとから見返しやすくなります。


私の場合、このスペースには大体こんなことを書いています。
- 制作意図
- 想定したターゲット
- 想定した掲出媒体(場所)
- 工夫したポイント
- 技術的なメモ
- ツールの使い方
- 参考にしたチュートリアル元
- 感想
- うまくいった点
- うまくいかなかった点
もちろん(画像でも分かる通り)毎回全ての項目を書けているわけではありません…😇
が、最低限「制作意図」は書いておくと言語化の練習ができて上達につながりやすいのかなと思います。
制作物に紐づけてメモを残せるのはこういったツールならではのメリットかと思います!
ポイント③:フィルターを使って見たいデータに簡単にアクセスできる
Notionではデータひとつひとつにタグをつけることで、フィルターで絞り込み特定のタグがついたデータのみを抽出して表示させることができます!


私はジャンルと使ったツールをタグで管理しています。
「ジャンル」とはバナーなのかフライヤーなのか、「使ったツール」とはIllustratorなのかPhotoshopなのかといった感じです。
冒頭の通り、Notionはデータベースからタグで絞り込んで抽出することができるので「Photoshopで作ったバナーだけを表示」など見たいデータに簡単にアクセスすることができます!
ポイント④:制作の区分ごとにデータベースを分けられる
当初はトレース・自分で作った制作物・チュートリアル全て同じデータベースで管理していたのですが、数が増えてくるにつれて段々見返しにくくなってきました😹
なので現在は自主制作とトレース・チュートリアルでデータベースを分けて、トグルで開閉できるようにしています。


制作物を見返したい時、チュートリアルを見返したい時それぞれ「見返したい意図」は違います。
制作物だったら「自分が何を作ったのか見返したい」、チュートリアルだったら「どんな機能を使ってたのか思い出したい」だったりしますよね。
そのため、「どういうときにこれを見返したいか?」を基準にデータを分けておくとより便利です!
ポイント⑤:タブレット・スマホからもアクセスできる
Notionはスマホ・タブレットのアプリもあるので、同じアカウントでログインすればPCで作成したデータにもアクセスが可能です!


個人的には持っている人はより画面が大きくて見やすいiPadなどのタブレットを使うのが便利だと思います◎
Wi-Fiモデルでもネット環境があればどこでもアクセスできます。


自主制作を管理して得られた変化・メリット
約4年ほどこの形で運用していますが、しっかり管理する前に比べていろんなメリットを感じられています!
大きく分けるとこんな感じです。
- モチベーションが下がった時の回復材料になる
- 言語化して説明できるようになった
- ポートフォリオ作りの参考にしやすい
ひとつずつ見ていきましょう!
モチベーションが下がった時の回復材料になる


ずっと制作を積み重ねてきていると、その時々では思い通りに作れなかったり停滞感を感じたり、モヤモヤすることはよくありますよね。
が、それは現状にばかり目が向いているから気づかなかっただけで、実際過去の制作物と並べてみると目で見て違いがわかるので、上達しているという実感が湧きました。
もちろん過去の自分と比べて安心ばかりしていると停滞の原因にはなるかもしれませんが、成長が感じられないままモチベーションをなくしてやめてしまうのも勿体無いことです。
たとえ大きな変化は感じられなくても、「なんやかんや毎月なにかしら作れてるな」と実感するだけで過去の自分に励まされたりします。
いつでも自分の足跡を振り返られる環境を整えておくことは、モチベーションが下がった時の回復材料になります🙆
言語化して説明できるようになった


管理方法の章で、メモとして制作意図を書き残しておくことをおすすめした大きな理由はこちらです。
制作の過程で、頭の中では「こういう雰囲気にしたい」「なんとなくこれは違う」とイメージが固まっていても、いざそれを言葉にしようとすると意外と難しいものですよね。
ただ、Notionで管理を始めて制作意図や考えたことをあえて言葉に残すようにしてから、「言語化するまでの過程」そのものが思考の整理になっているように感じました。
うまく言えなくても「どう伝えたかったんだっけ?」「何を優先して、この選択をしたんだっけ?」と立ち止まって考えることで、自分の中の制作の判断基準がはっきりして伝えたいイメージからブレにくくなった気がしています。
特にデザインの仕事や依頼を受けて制作するときには、「なぜこのデザインなのか」「どんな意図でこの表現にしたのか」を説明する場面も多いかと思います。
普段から制作意図を言葉にする練習をしていると、こうした説明を求められたときにも感覚ではなくしっかり説得力をもって伝えられるようになります!
ポートフォリオ作りの参考にしやすい


依頼を受けたり転職したりしたいときには、「自分がどんなものを作れるのか」アピールするためにポートフォリオが必要です。
ですがいざポートフォリオを作る時、どんな制作物を作っていたかパソコンのフォルダを引っ張り出す作業から始めるのは大変ですよね😇
いつ何を作ったのかを一目で明確にわかる状態にしていたことで、ポートフォリオを作るのに制作物をピックアップするのが楽になりました。
また、制作意図をメモしておくことで説明を添えやすかったり、面接できかれたときにも思い出しやすい、というメリットもあります!
【近日公開予定】Notionテンプレート無料配布



メリットはわかったけど、こんなデータベース1から作れる自信ないよ…



そんな人でも簡単に使えるテンプレートを配布予定だよ
ここまで紹介した自主制作管理データベースのテンプレートを無料配布予定です!
ただいま準備中につき、でき次第配布リンクを公開します。
X(旧Twitter)でお知らせ予定なので気になる方はフォローしてお待ちいただけると嬉しいです🙇♀️
まとめ
以上が自主制作を自己満で終わらせないNotionを使った管理方法でした。
Notionを使うことで
- 作った日付がわかりやすい
- メモができるのであとから見返しやすい
- フィルターを使って見たいデータに簡単にアクセスできる
- 制作の区分ごとにデータベースを分けられる
- タブレット・スマホからもアクセスできる
というメリットがあり、自主制作をしっかり管理することは自分のモチベーションや成長にも繋がったりします✨
興味がある人はぜひ試していただけると嬉しいです!
このブログでは他にも無料ソフトを使っていろんな表現ができる方法を紹介するチュートリアルやフォントの紹介・デザイントピックの発信のほか、Boothではデザイン素材の販売も行っています!
今後も楽しく制作するためのコンテンツを拡充予定なので、ぜひまたのぞいてもらえると嬉しいです🙆





